Mokkunの吸湿力はどれぐらいすごいのか
博士博士~!
森林浴ルームっていい香りがするけどリラックス効果とかあったりするだか?
ウッディ気になる!!
やあウッディ。
それはとてもいい質問だね!
じゃあ実際に森林浴ルームを使ってもらってストレスチェックをしてみよう!
そんなわけで…
Mokkunの
”吸湿力”を
実験してみた。
Mokkunの吸湿力をクロスと比較する
Mokkunと壁紙(クロス)の部屋に見立てたアクリルボックスを使って、室内に熱いお湯を入れた時の湿度と温度の上昇について調べる 。
実験装置作りから
まずは実験装置作りから。
大きな部屋で実験はできないので、どうやって部屋に見立てた小さな空間を作るのかを考えた。部屋は外から中の様子がみえるものが良い、ということでアクリルボックスを利用することにした。
あとはクロス(壁紙)の部屋とMokkunの部屋を作るのみ。柱を立ててその間に壁を差し込み簡易実験ルームの完成だ。
壁は3面にしておいた。これは正面から良く見えた方が、インパクトがある写真データになるだろうという考えでもあるが、1面を削ったことで、Mokkun効果をうまく表現できるだろうかというちょっとしたかけでもあった。
簡単な部屋ができたら次は部屋にセッティングする装置を準備。基本的に調湿作用を見るわけだから、湿度が測れるものがいいなぁと、近くのホームセンター内をうろうろ。大きな文字のデジタル表示タイプを発見し、「これだ!」と即決。とりあえずは実験の準備が整った。
実験開始!
さあいよいよ実験開始だ。お湯の沸いたポットを用意し、ポットヵら注いだばかりのアツアツのお湯をいっぱい入れた紙コップを部屋に同時に入れる。そして急いで蓋をする。
緊張しながら、時間の経過と部屋の湿度を見てみる。
すると湿度計はどんどん上昇していく。特にクロスの部屋の方がその上昇スピードが速い。あっという間にアクリルボックスの中が白い湯気で曇り、結露し始めた。
一方Mokkunの方はどうかというと…確かにクロスに比べて湿度も低いし、上昇スピードもゆっくりだが、若干結露していなくもないことに気付いた。
「あれ?Mokkunは結露しにくいというセールストークはどうなるの?」
お湯の量が多すぎた・・・
そこで冷静になって考えた。そして気づいてしまった。
この30cm四方の小さな空間にコップ1杯の98℃もあるようなお湯を置くことって日常あるシチュエーションなのだろうか?部屋でお鍋をする?いったいどんなに大きい鍋なのか?ということになるということを。
これは明らかに部屋の大きさに対してお湯の量が多すぎるのではないか。
次は成功!・・・だけど
そこで、次はお湯の量を少し減らして実験してみた。
「やっぱり!」思った通り、良い感じの実験データが出てきた。Mokkunの部屋の方が明らかに結露していないではないか。やったーと思ったのもつかの間。
「この柱部分気になりませんか?クロスの部屋にこんな柱ってないでしょ」という社員の意見。
確かに。この部屋の構造において、柱は余計だった。柱からも吸湿できるだろうから本当の意味での吸湿力の比較にならないのでは?
この柱部分は次回の実験のテーマにすることにする。まずはMokkunの吸湿の力を見られただけでも成果があった!と無理やり自分を納得させたのであった。
その後。
その後岐阜工業高等専門学校 建築学科の中谷先生(現 信州大学工学部助教授)の力を借りて、Mokkun,クロス、羽目板、珪藻土、漆喰といった様々な壁の材料の吸湿・放湿の力を数値化する実験を行いました。このことによってMokkunの壁が明らかに他の素材よりも調湿能力に優れていることが実証されたのです。