CleanAirの素になっている植物エキスで錆がおちる?!
博士博士~!
CleanAirの素になってる植物エキスは錆にも効くだか?
ウッディ気になる!!
やあウッディ。
それはとてもいい質問だね!
じゃあ実際に植物エキスを使って実験をしてみよう!
そんなわけで…
植物エキスで
”錆”がおちるか
実験してみた。
植物エキスのは還元力があるという説があるが、果たして真実なのか、それを確かめる?
植物エキスに錆びついた鉄製の釘を入れて、時間の経過と錆の様子を見る
釘探しからスタート
まずは釘を集めるところからが実験のスタートなのだが、意外に錆びた釘がない。社内のいろいろな人に聞いても「いまどき錆びた釘なんてあるかなあ?」そんな反応ばかり。 確かに私も見たことがない。社内を歩き回って、どこかに落ちてないかなとも思ったが、見つけることができなかった。
なぜか釘探しで一苦労
釘を探すのに、こんなに手間取るなんて予想外だった。
ところが、あるとき一気にその問題が解決することとなったのである。子会社の板蔵ファクトリーである。ここは古くからある木工所で、なかなか味のある工場である。職人さんたちも古くからいる人が多く、いかにも匠と呼ぶのにふさわしい人たちがそろっている。
この中を探せばきっとある。そんな期待を込めて工場内を探検した。ところが意外に工場内は整理整頓されていて、床や見えるところに釘の一つも落ちていない。見るからに年季の入っていそうな機械はいっぱいあるのだが…
「ここもだめか」とあきらめかけたとき、目に入ってきたのが、古い道具の棚だった。なかなか味のある空間で、どこかの映画にでも出てきそうなシチュエーションにぴったりの空間に。お目当てのものは確かに存在していた。
棚の中の古そうな紙の箱を探っていた私は、箱の蓋を開けた途端単とも言えない感動を味わった。まるで宝探しをしていた子供がお宝を見つけて喜んでいるというような、そんな具合だったかもしれない。そこはある意味宝の宝庫だった。お目当ての「錆びたくぎ」が大切そうに箱の中にきれいに整列して納められていたのである
というわけでまずは釘を揃えるのに思った以上に時間がかかってしまったわけであるが、何とかこの工程を経て実験をする準備が整った。
実験開始
ようやく実験に入る。まずはガラスのボトルに植物エキス(今回はスギのエキスを使用した)を入れ、そこに錆びた釘を数本入れて写真撮影。
その後数時間にわたり、経過観察するだけ。たったこれだけの実験である。
明らかに錆が取れている!
ところが、この実験から分かったことは大きい。時間がたつにつれ、スギのエキスの色が少しずつ変化していることが分かった。一晩おくと、明らかに錆びと分かる粉がビンの底に沈んで沈殿しているのが見て分かった。
「これが還元力なのか?」
還元の話
ここで少し解説。だれもが中学の化学で習った通り、還元とは酸化の逆である。酸化とは、物質が酸素と結合すること。ここで言う錆は鉄が酸化してそれがこびりついた状態になっている。この酸素を取り除く事象が還元である。通常であれば、還元するためには、なんらかの薬品を使ったり手を加えなくてはいけないと思う。それをこの植物のエキスがやってのけたということになる。
だからと言って何なのかと言われそうではあるが、このことから植物の持つ計り知れない力を感じたような気分になった。