モックン

続、ボンド強化したMokkunの摩耗性を確かめてみた

モックンラボ 助手見習いロボット ウッディ

博士博士~!
前回ボンド入りMokkunを作って摩耗試験したけど、
もう一回試してみないだが?
ウッディ気になる!!

モックンラボ MokkunLabの博士 Dr.もっくん

やあウッディ。
そうだね!
前回はあまりいい結果ではなかったから、
今回はさらにボンド量をあげて実験してみよう!

そんなわけで…
続、ボンド入りMokkunで
”摩耗”
実験してみた。

Mokkunは国の定めるJIS規格に基づいた試験で耐摩耗性について基準をクリアしているが、さらに強度の強いMokkunの要望があったため、ボンドを追加して強化をし、その摩耗性を調査する。

前回のボンド量を参考にさらに強化した3パターン作成し、Mokkunを塗ったボードをワイヤーブラシで擦る。ワイヤーブラシは10cm角の範囲を1分間擦り実験。剥がれた粉の量をもって測定を行う

前回の反省。

前回、ボンドで強化したMokkunを作り摩耗実験を行いました。
ボンドの量、3%・5%・7%・10%の4パターンを製作し、実験を行った結果は…。
大きな違いがなく、強化できているとは言いづらい残念な結果に。

そこで!
今回は、さらに強化版のMokkunを作り、摩耗性を高めていこうと思っています!!

というのも、実は最近非住宅案件でMokkunを使ってみたいとご要望を頂けています。
基本的にJIS規格は通っているものの、人通りが多いエントランスなどに施工することは少しリスクがあることをお伝えさせて頂いておりますが、そういった所でも今後問題なく施工できるような商品を目指していくため、今回も前回に引き続き実験していきたいと思っています。

今回のボンド量は思い切って。

前回は、全体の量に対して3%~10%と少量で実験を行っていましたが、今回は前回効果がなかったことを踏まえて、少し思い切り、15%・20%・30%の強化バージョンで行うことにしました。

例の如く塗っていて写真を撮り忘れたため、塗った後の写真がこちら。

単体で写真を撮るのを忘れたため、こんな写真ですが、10%との見た目の違いはほぼないことがわかっていただけるかと思います。

削ってみます。

練っている段階から、少し違いがあるように感じていたのですが、確かめるために早速3パターンを削ってみました。
まず粉の写真を見て頂きましょう。

こちらは、15%です。

チップ
パウダー

こちらは20%

チップ
パウダー

こちらは30%

チップ
パウダー

削ってみた感覚は前回よりもかなり粉がでないという感じをうけましたが、今回の15%・20%・30%の粉の量に大きな違いはあまり感じられませんでした。
ただ、間違いなく言えるのは前回と違って、下地が見えてしまうようなことはなかったです。

さて、粉の重さを計ってみたところ、こんな感じです。
15%~30%入れても、体感通りどちらのタイプも大きな差はでないことが分かりました。

前回と比べると、大きさ差が!

気になるのは前回との差。ですよね!
前回と比べると、実はかなり良い結果が!
下のグラフを見てもらうと分かってもらえると思うのですが、何と、15%ほど入れると大きく差が出ることが分かりました。
数値として、こういう結果が目に見えると実験のやりがいを感じますね~。

体感で前回よりも粉が少ない感じがするというのはやはり合っていたようです。

今後ボンド入りを検討することがあれば15%程度入れることが適切ということが分かりました。

これで実験は終了。

試しに水をかけてみることに。

なのですが…ちょっと思い立って水をかけてみることに。

というのも、実験をしてみて、なんか水をはじきそう?と思ったからです。

下記、動画でまとめましたのでご覧ください。
通常のMokkunから3%・5%・7%・10%・15%・20%・30%と順番に水をかけていっています。

明らかに15%~30%は水をはじいているのが分かって頂けるかと思います。
流れ落ちる水の量が、本来のMokkunとかなり違いますよね。

Mokkunは内壁用とはいっても、脱衣所などの水がかかる想定の場所には施工NGでした。
しかしこのMokkunなら、施工が可能かもしれません。

ただ、ここで一つ疑問が。

これは本来のMokkunとは違うので、性能的には最大限発揮できているとは言えないのではないでは?!ということです。
調湿性能などは間違いなくMokkunの性能を存分に使えているとは言えなさそうです。

今回の実験としては成功ですが、完全に喜べる状態ではない結果に気づき、これまで続いたボンド入りMokkunの摩耗試験はひとまず一幕綴じることとなりそうです。